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加藤 久; 木暮 広人; 立川 克浩; 伊藤 太郎
JAERI-M 7026, 21 Pages, 1977/03
高比放射線の密封Co線源の製造技術の確立を目的として、ペレット状コバルトターゲット(1.0mm1.0mm、6.9mg/個、ニッケルメッキ)を平均熱中性子束1.210n/cm、secで最高5573時間照射した。比放射能としては最高68.1Ci/gのものが得られ、本試験製造で取り扱ったCo線源の全放射能は1.9KCiに達した。これらのCo線源は長さ96mm、直径10mmのステンレス製カプセルへ封入して密封線源とした。密封後の線源の安全性試験としては、拭き取りおよび煮沸法による漏洩試験を行った。全製品は日本原子力研究所高崎研究所照射施設課へ出荷し、Co大線源の試験製造計画は1976年にすべてを完了した。本報告書は、Co大線源の試験製造の詳細と、それから得たいくつかの知見について述べたものである。
立川 克浩; 加藤 久; 源河 次雄; 伊藤 太郎
JAERI-M 5568, 58 Pages, 1974/02
Co大量線源の製造技術の確立を目的として、ウェーファ形コバルトターゲット(8.3mm2.3mm、1.1g)をJRR-3のVC照射孔において約3年間照射した。10ncm・secの熱中性子束領域で約7300時間照射した後Coの全放射能は約2.2KCiであり、比放射能は3.3~4.2Ci/gになった。試料の開封から測定、密封などに至る試料の処理は、ラジオアイソトープ製造棟にある汎用ケーブ(01ケープ、遮蔽厚:重コンクリー卜65cm厚)において3バッチに分割して実施された。試験製造による全製品は高崎研究所照射施設課に1973年2月から4月の間にわたり出荷した。これらの試験製造により照射技術、大量放射能試料の取り扱い、線源の組み立て、廃棄物処理、除染、遠隔操作による溶接密封技術および1基の汎用型ケーブの有効利用などCo線源の製造に関する多様な知見を得ることができた。